2026年、吃音に関する活動が、本格的に始動しました

 1月10日からの3連休は、恒例の合宿と東京ワークショップのため、東京で過ごしました。
 10日(土)の朝早く、東京に向けて出発し、午後1時から、東京北区の北とぴあの会議室で、仲間のことばの教室の担当者たちと、今年一年の計画を立てました。それぞれの近況報告の後、吃音に関するトピックスを紹介し、その中から、こんなことに取り組みたいということを話し合っていきました。それは、夏の、「親、教師、言語聴覚士のための吃音講習会」で取り上げたいテーマ、内容と直結します。
 この吃音講習会は、今夏、第13回となり、開催日と開催場所は決まっています。開催日は、8月1・2日(土・日)です。そして、会場は、愛知県の奥村さんが予約してきてくれました。後は、何をするか、何をテーマとするか、です。まったくの白紙状態から、みんなで話し合ううちに、この激動の時代を生きる、どもる子どもたちに、僕たちは何を伝えたいか、何を知ってほしいか、はっきりさせようということになりました。ひとりひとり、自分なら何を最優先で伝えたいか、付箋に書いていきます。そして、その付箋を大きな模造紙に貼っていきました。KJ法です。ジャンルわけをし、小見出しをつけていきました。それぞれに伝えたいことはちゃんと持っているのですが、こうして、みんなで貼った付箋を眺め、エピソードを話し、図解していく中で、みんなの思いを確認することができました。そして、吃音講習会のテーマも、決まっていきました。
 『どもる君へ いま伝えたいこと』に決まりました。解放出版社から出した本の書名と同じです。このテーマで、参加者と一緒に、子どもたちに伝えたいことを明らかにしていきたいです。そして、そのために何ができるか、考えていきたいです。
 集まって話を始める前までは、全く何もなかったのに、何の形もないままだったのに、出会い、語り、聞き、しているうちに、形になっていきました。僕は、このことがとても不思議で、おもしろいなあと思います。話し合いは、会場が使える午後10時まで続きました。
 翌日も、朝9時から夜の10時まで、話し合いました。よくこんなに長い時間、よく話せるなあと、毎年、感心するのですが、話は尽きません。
 集まったのは、10人。遠くは鹿児島から、大阪、愛知、神奈川、栃木、千葉と、僕たちの大事な仲間です。この大事な仲間と、今年のスタートを切れたこと、本当にありがたく、幸せに思いました。

 12日(祝・月)は、恒例の東京ワークショップでした。15人で、ひとりひとりの人生に耳を傾け、シェアし、豊かないい時間を過ごしました。このときのことについては、また、別の機会に紹介できればと考えています。

 その翌日、13日は、3日間、がんばったご褒美の時間です。毎年、この時期に行われる「立川志の輔の落語会inパルコ」に行っています。今年も、行きました。開演の少し前に会場に着くと、そこで、松元ヒロさんとバッタリ。ええーっ、と思わず大きな声をあげてしまいました。「今年もがんばろう」と握手をしました。もちろいお互いに何にがんばるのかは以心伝心です。こんな偶然、不思議で、すてきなことが起こるのですね。
 志の輔さんの落語の世界は、本当にすばらしく、満ち足りた気分になりました。
 「こいつぁ、春から演技がいいわい」を味わい、大阪に帰ってきました。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2026/01/14

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