大阪吃音教室の運営会議が終わりました

 2月24・25日は、大阪吃音教室の年に一度の運営会議でした。2023年度を振り返り、2024年度を展望する大切な会議です。今年も、それぞれ忙しい中、時間を工面して、15名が集まりました。24日(土)の午前中に、大阪吃音教室のニュースレター「新生」を印刷し、発送しました。そして、午後2時、運営会議が始まりました。会長の東野晃之さんが準備してくれた議題は、次のとおりです。

1.2023年度のふりかえり…一人ひとりが2023年度をふりかえりました。大阪吃音教室で担当した講座のこと、参加した中で印象に残っている講座のことなど、共通するものもたくさんありました。それだけでなく、プライベートなことについても話しました。子育て真っ最中の人もいれば、働き盛りもいれば、定年して時間的な余裕のある人もいて、なかなかおもしろいふりかえりでした。気がつけば、2時に始まったのに、すでに4時半を過ぎていました。

2.2024年度の事業計画…世話人や講座の年間スケジュールについて話し合いました。日程や講座内容を決め、担当は、自分の希望で空欄を埋めていきました。別の講座にチャレンジしてみたい、もう一度深めてみたい、それぞれの思いが出されます。大阪吃音教室の例会当日の世話人も、機関紙の編集担当も、決まりました。

3.日本吃音臨床研究会の事業について…新・吃音ショートコース、吃音親子サマーキャンプ、親、教師、言語聴覚士のための吃音講習会など、決まっている日程を知らせ、一緒に活動していきたいと願っていることを伝えました。

 ふりかえりも、年間のスケジュールも、誰かが話すと、その話を受けて誰かが話し、と話題が広がっていきます。長いつきあいをしている間柄ですが、まだまだ知らないこともあり、新しい発見もあります。年齢、仕事、考え方など、さまざまな背景をもつ者が集まって、わいわいがやがやと話をするという、不思議なおもしろい関係だなと思います。僕は、こういうセルフヘルプグループ活動を長く続けてきました。ひとりひとりが対等な立場で話をするというこの活動が、僕には合っているし、好きなのだと改めて思いました。

 24日(土)は、午後2時から夕食をはさんで夜の9時まで、25日(日)は、午前10時から正午12時まで、2日間にわたっての会議で、大阪吃音教室の2024年度の活動のおおまかなことが決まりました。日本吃音臨床研究会とともに、活動していけること、うれしく、ありがたいことだと思います。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2024/02/25

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