定価 500円(送料込み料金 700円)
大阪スタタリングプロジェクト(2006.11)

【内容紹介】

どもる人がいかに吃音と向き合い、サバイバルしていったか、21名が自らの体験を綴る。世界的小説家ディビッド・ミッチェルさんと芥川賞作家・村田喜代子さんの体験を含む。

【書籍目次】

・東野 晃之  「はじめに」

・私が出会った吃る人

 神谷 勝   「酒屋のおっちゃんと私」
 溝口 稚佳子 「K君の意図しない応援
 東野 晃之  「吃る二人」

・吃音とユーモア

 鍋割 正明  「一大イベント」
 木村 一夫  「私が結婚できたのは」
 曽我部 政信 「うまいもんはうまい」
 金森 正晃  「便器に向かって『失礼します』」

・親の気持ちと子どもの気持ち

 橋本 貴子  「母との思い出」
 赤松 祐吉  「おりおの橋が渡れない」
 伊藤 照良  「これだったんだ」
 掛田 力哉  「家族会議」
 内田 智恵  「お父さん、もう、大丈夫だよ」
 伊藤 伸二  「母へのレクイエム」
 佐々木 和子 「今は “ぞうさん” の気持ち」

・吃る人の仕事、職場でのサバイバル

 山本 直美  「自分の中の吃音」
 青名 秀人  「私の選んだ道」
 赤坂 多恵子 「『話す』仕事に出逢って」
 松本 進   「私の通告闘争」
 峰平 佳直  「どもりと仕事と黙認知(もくにんち)」
 徳田 和史  「チャレンジ」
 斎 洋之   「セルフヘルプ・グループは人生の勉強の場」

・吃音を生きる

 西村 芳和  「ことばよ」
 堤野 瑛一  「隠していた頃」
 川崎 益彦  「『許可書』をもらった日」
 西田 逸夫  「吃音が『消える』とき
 奈良 善弘  「仲人を果たす」

・伊藤 伸二  「おわりに」

(表紙・イラスト 藤岡 千恵)