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日本吃音臨床研究会の紹介

日本吃音臨床研究会は、1994年に発足しました。どもる人本人、どもる子どもの親、ことばの教室の担当者、病院や施設の言語聴覚士、吃音研究者、さらにはコミュニケーションや人間関係に関心のある人々などが、幅広く参加する研究会です。現在、会員は、約700名。「吃音(どもり)と上手につきあう」を目指してさまざまな活動をしています。

1.吃音月刊情報紙『スタタリング・ナウ』、年刊・吃音臨床研究誌、
   吃音ガイドブックなどの発行。

スタタリングナウイメージ

月刊紙は、どもる人本人、どもる子どもや親の体験、臨床家の実践報告などを中心に、ホットな世界の吃音事情や研究の成果を取り上げます。ことばの教室や、言語指導室などて臨床に役立つ技法の紹介や、バラエティに富んだ講演のまとめなど、吃音(どもり)を主なテーマとしながらも、教育、福祉、人間関係、コミュニケーション、障害の問題、生きることなど幅広い分野を取り扱っています。
 これまでの出版物は、『障害の受容』『からだ・ことば・こころ』『アサーティブ・トレーニング ~さわやかな自己表現のために~』『谷川俊太郎と竹内敏晴の世界』『論理療法と吃音 ~自分とうまくつき合う発想と実践~』『生きることとコミュニケーション』『杉田峰康・ワークショップ ~生活に活かす実践的交流分析入門~』『鴻上尚史・ワークショップ 豊かな表現力のために ~誰もができるレッスン~』『人生は行動を待っている ~「建設的な生き方」を吃音に活かす~』『諸富祥彦・ワークショップ ~自分を生きる運命を生きる~』『吃音と向き合う、吃る子どもへの支援 ~ことばの教室の実践集~』『笑いとユーモアの人間学』『大野裕・ワークショップ ~よく分かる実践的認知療法入門~』『村山正治 ~カール・ロジャーズのパーソンセンタードグループ入門~』『竹内敏晴さんと私たちとの対話 ~どもる子どもやどもる人のことばのレッスン~』『よい人間関係をつくるためのアドラー心理学入門 ~岸見一郎・ワークショップ~』『サイコドラマのすすめ ~増野肇・ワークショップ~』『吃音否定から吃音肯定への吃音の取り組み ~第1回吃音講習会報告~』『ゲシュタルト療法』『子どもとともに、言葉を紡ぎ出す ~第2回吃音講習会報告 当事者研究、ナラティヴ・アプローチ、レジリエンスの視点から~』『ナラティヴ・アプローチ ~国重浩一・ワークショップ~』『ナラティヴ・アプローチを教育へ ~第3回吃音講習会報告~』など。

2.臨床家のための吃音講習会、吃音相談会、各種セミナーの開催

ことばの教室の担当者や言語聴覚士の臨床に役立つ研修会・講演会を開いています。その他、言語聴覚士、ことばの教室の教師とチームを組んで親のための吃音相談会を開いています。

3.吃音親子サマーキャンプの開催(基本的に、8月の第3金・土・日曜日の2泊3日)

小学校1年生から高校生までを対象に、全国から140名ほどが参加する、キャンプを開催しています。どもる人のセルフヘルプグループである、NPO法人大阪スタタリングプロジェクトのメンバー、ことばの教室の担当者や言語聴覚士がスタッフとして参加し、1990年から毎年開いています。次の3つの活動が中心です。

(1) 年代別のグループでの吃音(どもり)についての話し合い
(2) 表現活動としての劇の練習と上演
(3) 親同士の話し合いと吃音(どもり)についての学習会、親の表現活動

4.吃音ショートコースの開催(1995年度から2015年度まで21回連続、年に一度秋に開催)

吃音ショートコースイメージ

臨床家と、どもる子どもの親、どもる人本人が体験を通して学び合いました。テーマに関心のある人が誰でも参加できる開かれたワークショップで、「吃音(どもり)と上手につきあう」ために役立つテーマを選び、バラエティに富んだゲストを迎えました。全21回にお招きしたゲストを紹介します。[肩書は、原則としてゲスト講師当時のもの。]

吃音研究の内須川洸・筑波大学教授。演出家で、からだとことばのレッスンの竹内敏晴さん。アサーティブ・トレーニングの平木典子・日本女子大学教授。詩人の谷川俊太郎さん。論理療法の石隈利紀・筑波大学教授。芥川賞作家の村田喜代子さん。人間関係の村瀬旻・慶應大学教授。映像作家の羽仁進さん。劇作家・演出家でコラムニストの鴻上尚史さん。交流分析の杉田峰康・福岡県立大学教授。建設的な生き方を提唱する文化人類学者のデイビッド・K・レイノルズさん。トランスパーソナル心理学の諸富祥彦・明治大学教授。笑いの芸人・松元ヒロさん。日本笑い学会会長の井上宏・関西大学教授。認知療法の大野裕・慶應大学教授。直木賞作家の重松清さん。パーソンセンタードアプローチの村山正治・九州大学教授。アドラー心理学研究者の岸見一郎さん。サイコドラマの増野肇・ルーテル学院大学大学院教授。ソーシャルワーカーで、べてるの家の向谷地生良さん。ゲシュタルト療法の倉戸ヨシヤ・大阪市立大学名誉教授。内観療法の三木善彦・大阪大学名誉教授。ナラティヴ・アプローチの研究者でニュージーランド・カウンセラー協会員の国重浩一さん。エンパワーメントの研究者でおおさか地域生活支援ネットワーク理事長の北野誠一さん。

5.新・吃音ショートコースの開催(2016年度から、年に一度開催中)

吃音哲学 ~吃音の豊かな世界への招待~」が、初回から継続している共通テーマ。

講師を迎えず、吃音を切り口に、どう考えどう取り組めば、より楽しくより豊かに生きることができるかという視点で、生活、人生を見つめ直す場として開催。参加者が今一番知りたいこと、聞きたいこと、してみたいことをリクエストし、それに応える形で、内容・プログラムを組んでいます。

6.海外のどもる人のグループや吃音研究者・臨床家との情報交換や交流

ISAイメージ

1986年に京都で開催した吃音問題研究国際大会を継続・発展させ、44か国が国際吃音者連盟を組織しています。3年ごとに開かれる世界大会の準備や運営に、理事として活動しています。その他、吃音研究者や臨床家との情報交換も行っています。








7.ホームページやブログの開設

日本・海外の吃音情報を満載したホームページを開設しています。どもる子どもをもつ親、臨床家、どもる人に最新の情報や催し物の案内を提供しています。

◇日本吃音臨床研究会HP https://kituonkenkyu.org/

◇伊藤伸二のブログ http://www.kituonkokufuku.com/

ブログイメージ



















8.吃音ホットライン:TEL 072-820-8244 (9時~21時)

伊藤伸二が担当している、子どもの吃音から成人の吃音までの電話相談です。
相談・質問は手紙やはがき、ファックスで常時受け付けています。

吃音ホットライン







日本吃音臨床研究会・伊藤伸二ことばの相談室の連絡先

〒572-0850 大阪府寝屋川市打上高塚町1-2-1526
TEL/FAX 072-820-8244 (9時~21時)