島根県松江市での講演会のご案内~子どもが幸せに生きるために~

 僕と島根県とのつながりは、古くて長いです。たくさんの物語があります。
 人を信じることができるようになったのは、東京正生学院でのひとりの女性との出会いがきっかけでした。その人は島根県の人で、僕の初恋の人でした。
 大阪教育大学の教員時代に「吃音はどう治すかではなく、どう生きるかだ」の検証の旅に出たとき、たくさんのことばの教室の担当者にお世話になりました。そのひとりが、島根県松江市の大石益男さんでした。その後、大石さんとのつきあいは続き、神奈川県の久里浜にある国立特別支援教育総合研究所での一日講義の講師として呼ばれるようになりました。そこでの受講生との出会いがきっかけで、今年27回を迎える島根スタタリングフォーラムが始まりました。その大石さんの親友である保育勉強会を主催する大坂武さんが、一日講演会を企画してくれました。前日には、島根県の聴覚言語障害教育研究会の研修会もあります。
 古くて長い島根県とのつながりに、改めて深く感謝しているのです。

 大坂さんが作ってくださった、6月14日(土)の保育勉強会主催の講演会の案内を掲載します。
 ご都合がつくようでしたら、ご参加ください。世話人の大坂さんに問い合わせていただければと思います。

  講演会のご案内~子どもが幸せに生きるために~

 この度、私たち「保育勉強会」では、大阪府寝屋川市にお住まいの日本吃音臨床研究会の伊藤伸二先生をお招きし、下記のとおり、講演会を開催することといたしました。
 伊藤伸二先生は、ご自身が吃音に悩まれた経験をお持ちです。大阪教育大学専任講師(言語障害教育)を経て、大阪教育大学・龍谷大学・言語聴覚士養成の専門学校などの非常勤講師として、長年吃音の講義をしてこられました。現在も、日本吃音臨床研究会会長として全国を回り、どもる子どもたちのためのキャンプやどもる子どもに関わる方々のための研修会などで、相談にのっておられます。
 黙っていれば気づかれない「吃音」ですが、見た目とは違い子どもの性格等に影響を及ぼし、ひいては将来の進路選択、そして職業選択の面にまで重大な影響を及ぼします。吃音の子どもが今を幸せと感じて生きるために、伊藤伸二先生に「子どもが幸せに生きるために」と題してお話いただきます。この講演会を通して子どもの吃音に対しての理解が深まり、吃音に悩んでいる子どもの暮らしが少しでも豊かになり、子どもが幸せに生きていくことができれば幸いに思います。
 保育園、幼稚園、小学校、中学校でどもる幼児・学童・生徒と関わっておられる保育士さんや先生方、保護者の皆様にお伝えいただくと喜びます。

                  記
1 主催  保育勉強会
2 後援  松江市(申請中)、松江市教育委員会(申請中)
3 期日  令和7年6月14日(土)
4 時間
 講演1 午前10時から12時
  「あなたはあなたのままでいい、あなたはひとりではない、あなたには力がある~非認知  能力について考える」
 講演2 午後2時から午後4時
  「私ならできる、やってみる、そんな子どもを育てる非認知能力」
5 会場  島根県立美術館ホール(松江市袖師町1-5)
6 駐車場 国道9号線南側の島根県立美術館駐車場(玄関前ロータリーには駐車できません)

7 講師  伊藤伸二先生(日本吃音臨床研究会会長、伊藤伸二ことばの相談室主宰)
8 全体演題 「子どもが幸せに生きるために」
9 参加料 1,000円(但し保育勉強会の会員は無料)
10 お問い合わせ  大坂 武 自宅番号 0852-22-1797

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2025/05/16