【ご案内】第9回新・吃音ショートコース(案内と申込書をダウンロードできます)

昨年の第8回新・吃音ショートコースは、こんな感じでした…。

 新・吃音ショートコースは、毎回、ゆったりとした時間の中で、吃音について、自分について、考えます。終わると、なんだかとても満ち足りた気分になります。

 毎週金曜日の大阪吃音教室と違い、2日間の開催で、時間はたっぷりあるはずなのですが、終わってみれば、いつもあっという間という気がします。吃音の話をしていると、時間の経つのが早いです。ひとりひとりの人生に耳を傾け、自分の人生を振り返ることは、大切で豊かな時間です。吃音を入り口に、学びの世界が広がっていることを感じました。

 丁寧な自己紹介から始まった、昨年の第8回新・吃音ショートコース、最初のセッションは、「スタタリング・ナウ」で特集した、ジョゼフ・G・ジーシーアンの吃音氷山説について、感想を聞かせてもらいました。吃音の真の問題は、どもる症状ではなく、氷山の下に隠れているとの吃音氷山説は、吃音の問題を考えるとき、とても役に立ちます。みんなで、シーアンの考え方と僕たちの考え方の相違点を出し合いました。
 
 夕食の後は、発表の広場。大阪の西田逸夫さんの、吃音に関する動画について調べた結果と今後に向けて考えたことの発表の後、ことば文学賞の発表をしました。
 集まった12本の作品の中から5本選び、当日、それらの作品を朗読しました。目で、文字を読むのとはまた違った吃音の豊かな世界を味わいました。参加者で感想を話し合った後は、賞の発表です。ちょうど、作者が参加していて、この作品の背景など、詳しく聞くことができました。
 1日目が終わったのが、午後9時40分くらいでした。

 翌日は、午前9時からスタートしました。
 まず、愛媛から参加した人の、

 「自分はどもることは平気で、司会や校内放送などもできると思っている。でも、他の人から、『どもるんだから代わってもらったら』と言われる。このとき、どう答えたらよかったのか」

 このテーマで、対話をしました。
 何が起こっているのか、そのとき、何を考え、どう感じたのか、今後どうしたいのか、そうすることで何が起こるか、最終的にどうするか、参加者も加わり、テーマを出した人に寄り添いながら、考え、感じ、話し合いました。新・吃音ショートコースの場にふさわしい時間でした。

 午後は、声を出しました。秋の歌を歌ったり、歌舞伎の演目にもある「外郎売」を詠んだり、気持ちのいい時間でした。「外郎売」は、役者の発声練習にも使われるようですが、日本語の軽快なリズムにのって、気持ちよく詠むことができます。

 最後のセッションは、リクエストにもあった「非認知能力」について考えました。今、僕が一番注目しているのが、「非認知能力」です。まず、セルフチェックをし、項目の中から、自分にとっての一番の非認知能力だと思う項目について、それを選んだ訳をエピソードを交えながら、ひとりずつ話してもらいました。今回も一人ずつ発表した後、周りのみんなからコメントを送りました。

 最後に、ひとりひとりに、2日間の感想を話してもらいました。
・普段の大阪吃音教室とは違ってゆったりとした時間が流れていた。
・個人的な問題が出されたが、自分に置き変えて考えることができた。
・今まで考えたこともないことが、対話の中で出てきて、自分でもびっくりした。
・久しぶりに声を出して気持ちよかった。
・ことば文学賞のどの作品も素敵で、心が豊かになった。
・毎回、濃厚な時間になるので楽しみだ。
・シーアンの考え方についてみんなで考えた。言い換えがダメと言われるとしゃべれなくなると思った。伊藤さんの考えに出会えてよかったと思った。

 ゆったりとした時間が流れていること、イメージしていただけたでしょうか。

 今年は、6月です。参加者全員の顔が、お互いに見える新・吃音ショートコース、すてきな時間をご一緒しませんか。

第9回新・吃音ショートコース
 日時 2026年6月20日(土)13:00~22:00
         21日(日) 9:00~17:00
 会場 寝屋川市立市民会館
 参加費 5,000円(当日、受付でお支払いください)
 申し込み方法 ①名前 ②住所 ③連絡先 ④所属 ⑤プログラムについての希望や要望 ⑥吃音に関する質問 を記入し、FAXか葉書、メールでお申し込みください。

下記より参加申込書をダウンロードしてご記入のうえ、お申し込みいただくこともできます。

第9回新・吃音ショートコース案内
第9回新・吃音ショートコース参加申込書


 申し込み先・問い合わせ先 日本吃音臨床研究会
  〒572-0850 寝屋川市打上高塚町1-2-1526 TEL/FAX 072-820-8244
Mail jspshinji-ito@job.zaq.jp
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2026/05/13