第55回全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会全国大会近畿大会~会場で書籍販売してきました~
8月6・7日、第55回全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会全国大会近畿大会(奈良)大会がありました。会場は、JR奈良駅近くで、6日は、なら100年会館、7日は、ホテル日航奈良でした。
僕たちの仲間が、吃音分科会にエントリーしょうと連絡をとったら、すでに2本の実践発表が決定しているとのことでした。最近の傾向のようですが、開催地区近辺で発表者を決めてしまうことが増えてきたようです。昔は、2本のうち、地元で1本、他の地域から1本という暗黙の了解があったように思うのですが。せっかくの全国大会なのだから、発表者も全国から募ったらいいのに、地域の発表会ではなく、全国の交流会にしたらいいのに…と思います。ということで、僕たちの仲間の発表はありません。
参加をどうしようかなと思っていたところ、事務局から連絡をいただき、書籍の展示・販売ができるとのことでした。それならばと大会への参加申し込みと、書籍の展示・販売の申請をしました。
当日、僕が行けなくなったので、事務局の溝口稚佳子さんに行ってもらいました。この後に続く文章は、溝口さんによるものです。
6日の会場である、なら100年会館の大ホール前に店開きです。看板や横断幕のようなものはなく、長机があるだけのコーナーでした。業者の人は、それなりに準備されているのですが、何も用意していなかったので、シンプルそのものです。
その日は、全国理事会、総会・開会行事に続いて記念講演、そしてレクチャーでした。
記念講演は、国立特別支援教育総合研究所の山本晃さんによる「難聴学級や通級指導教室の課題と対応~担当の先生方にお伝えしたいこと~」。開会行事が遅れ、記念講演の先生に時間調整をしてもらうことになったようでした。
レクチャーのひとつは、奈良言友会の会長による「ことばの教室とタッグを組んだ地域ネットワーク作り~吃音当事者から伝えたいこと~」。吃音当事者である後藤文造さんは、ことばの教室、保護者を巻き込み、子どもたちのために活動を展開されました。どもる子どもが、同じようにどもる子どもと出会うことによって、ひとりじゃないと思い、そこから、生きる力を育んでいくという内容でした。出会いが大きいことは、私たちも同感です。そこが出発点だと思います。そういう場を設定していくのが、大人の役割なのかもしれません。私たちは、そこに哲学を持ってきました。出会い、そして、その哲学で、この不確実な時代を生き抜いていってほしいとの願いからです。子どもたちひとりひとりに、困難に対処できる対処能力を手渡したいと思っています。
書籍販売をしていたら、先日、愛知県で開催した吃音講習会に参加した人が顔を見せてくれました。
翌日は、会場をホテル日航奈良に移しました。吃音分科会の会場のちょうど前に、机がありました。そこに書籍を並べ、家で急遽手作りした看板というか、ポスターというか、「日本吃音臨床研究会」の名前が入ったものを貼りました。これでなんとか格好がついたようです。
「スタタリング・ナウ」の購読をしてくださっている長崎県のことばの教室の先生が寄ってくれました。
その日の午前中は、吃音の講習会でした。筑波大学人間系助教の飯村大智さんが講師です。ご自身がどもる当事者で、「吃音のある子どもの多様な実態に応じた包括的な指導支援」との演題でした。
午後は、吃音分科会でした。京都のことばの教室から2本、「吃音のある児童の日々の指導と交流会での変容」と「吃音のある児童のグループ学習」のタイトルで、どちらもグループ学習の実践でした。
暑い中、古都・奈良に集まり、研修をされていることばの教室の先生方に、感謝です。元どもる子どもとして、現在どもる大人として。
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2026/08/10





