第35回吃音親子サマーキャンプの事前の演劇レッスン 2
吃音親子サマーキャンプの大切なプログラムは、自分をみつめるための吃音についての話し合いと、自分の声やことばに向き合うための演劇です。演劇は、キャンプの3日間で、子どもたちと一緒に取り組み、最終日上演しますが、そのために、スタッフが合宿で、「事前の演劇レッスン」をします。今日は、その2日目の様子です。
2日目も、朝から暑い日でした。そして、今年初めて、セミの鳴き声を聞きました。毎年、関東地方からこの事前レッスンに参加する人が、「セミの初鳴きは、いつも事前レッスンのときに聞く」と言っていましたが、今年は、僕たちも、事前レッスンが初めてのセミでした。夏がきたなあと実感します。
午前中は、昨日の続きで、場面ごとに、セリフが誰から誰に向かって言われているものなのか、セリフの背景は何なのか、など、確かめながら進めました。
宇宙船に乗って、探検に行くシーンがあります。宇宙船に乗り込んで出発すると、隕石がやってきたり、ブラックホールにぶつかりそうになったり、宇宙ヘビがやってきたりします。ジャンプしたり、旋回したり、手を振ったり、このシーンは本当に楽しそうです。3つくらいのグループに分かれて、何がやってくるか自分たちでいろいろ考えました。やたら食べ物が飛んできて、みんなでむしゃむしゃ食べるというシーンを考えたグループがありました。それをヒントに、最終的に取り入れたのは、「あっ、サバ缶がやってきた!」でした。どうやらテレビドラマの影響のようでした。
通し稽古に向けて、それぞれ希望する役を出し合い、調整し、決まっていきました。この役は、ぜひ、誰々さんにというリクエストもありました。僕たちのスタッフの中には、看板女優、看板男優がいるのです。
午後は、通し稽古をしました。その様子を、大阪の仲間である井上詠治さんが撮影してくれました。当日までの復習に使います。小道具や衣装の打ち合わせもして、1泊2日の事前レッスンは、午後4時過ぎに終了しました。今年も、いい芝居になりそうです。何より、スタッフがこれだけ楽しんでいるのですから、子どもたちもきっと、楽しく取り組んでくれるでしょう。
吃音親子サマーキャンプのいいスタートが切れました。
事前レッスンの翌日、録画してくれていた井上さんから、みんなに送ってと、編集した映像が届きました。仕事が早い! 早すぎる! みんな、びっくりでした。井上さん、ありがとうございました。
「新しい会場で、いつものサマキャンを」、ぜひ、ご一緒に体験しませんか。吃音親子サマーキャンプの詳細は、日本吃音臨床研究会のホームページをごらんください。
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2026/07/18



