5月3日、扇町公園に行ってきました

 このブログは、吃音に関して、僕が感じたことや考えたことを書いて投稿するのが基本なのですが、今日は、別のことを書こうと思っています。投稿するかどうか少し迷ったのですが、僕という人間が、考え、感じたことなので、自分に正直でありたいと思いました。

 5月3日は、憲法記念日。全国あちこちで、護憲、改憲それぞれ集会が開かれたようです。
 僕は、これまでにも何度も書いたり話したりしているように、戦争は絶対反対の立場です。小学校入学前に、太平洋戦争で戦死した学徒兵たちが残した遺書や手記をまとめた書物をもとにした映画「きけ、わだつみの声」を見て以来、ずっと非戦の立場を続けてきました。
 最近、心がざわざわする、危うい、嫌な空気が流れているように感じます。憲法改正が声高に叫ばれ、平和が軽視されているように思うのです。殺傷能力のある武器輸出を解禁したり、大事な国宝ともいえる、憲法9条を改正しようとする動きがあったり、防衛費を大幅に増やしたり、戦争ができる国へと変えようとしているかのようです。

 デモカレンダーというものを知り、5月3日、大阪市内の扇町公園で、大規模な集会があるのをみつけました。このような集まりに行ったのは、40年も50年も前のことです。何ができるか、ひとりの力など弱いものだと思いますが、大きな流れに流されてしまうことがないよう、自分が変えられてしまわないよう、行動してみようと思い、参加してきました。

 主催者発表で4500人、扇町公園には、色とりどりののぼり、プラカード、「いかそう憲法」「とめよう大軍拡」というポテッカーをもった、たくさんの人が集まってきていました。メインスピーカーは、元文部科学事務次官の前川喜平さん。ユーモアを交えながら、憲法ができたときの歴史的事実を丁寧に振り返りながら、憲法を守る精神を新たにしたいとスピーチしました。市民団体から、また政党からも意見表明があり、最後は、2コースに分かれてのパレードでした。2時間、立ちっぱなしだったので、腰が悲鳴を上げていた僕は、雨が降り出したこともあって、パレードには参加しませんでした。

 弱い立場の人が声を上げられるよう、悲惨な戦争を経験し、唯一の被爆国となった日本のとるべき道を間違わないよう、やはり、声を上げなければいけないと思いました。
 同じ思いの人が、こんなにたくさんこの扇町公園に集まっている、そして全国にもたくさんいる、このことに勇気づけられて、帰ってきました。
 吃音のことはもちろんですが、今、社会で起こっているできごとについて、アンテナを立て、しっかり考えていきたいと思います。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2026/05/04

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