新しい年を迎えました

 穏やかな新年を迎えました。
 世界各地での紛争地や被災地の人々の暮らし、子どもたちの様子を思うと、何とも言えない気持ちになります。私たちにできることは常に関心を持ち続けることしかできません。 2025年、どんな年になるのでしょうか。どんな年にしていきましょうか。
 今年は81歳になり、限られた時間ではありますが、その中で、精一杯、僕にできることを続けていきたいと、その思いを強くしています。
 「半径3メートルの幸せ」ということばを使っていた本がありましたが、昨年末に「半径5メートルの幸せ」ということばを使っている文章がありました。3メートルを5メートルに広げてもいいのかもしれません。人とのつながりを大切にして、その大切な人たちと、したいこと、できること、しなければいけないことに取り組んでいきたいです。
 多くの人に支えられたことを実感した2024年でした。
 新しい年も、よろしくお願いします。
 年賀状に記した文面を紹介します。

初 春
2025年 
 昨年1月29日、NHK Eテレの子ども向け福祉番組「フクチッチ」で、どもる人のグループ言友会誕生と《吃音者宣言》を、誕生のきっかけとなった講談師、田辺一鶴師匠のお弟子さんの鶴英さんが、講談で紹介しました。懐かしい写真や私へのインタビュー映像とともに48年ぶりに《吃音者宣言》にスポットがあたり、うれしいことでした。
 吃音親子サマーキャンプに参加し、取材を活かした演出で、吃音を特別なものでなく自然に表現して下さった奥山大史監督の映画「ぼくのお日さま」も、心に残りました。
 毎月のニュースレター「スタタリング・ナウ」の発行、親、教師、言語聴覚士のための吃音講習会や吃音親子サマーキャンプ、千葉や島根のキャンプや相談会などのイベント、ブログやTwitter、Facebookでの発信など、今できる精一杯の活動を続けることができました。これも、支えて下さる皆様のおかげと感謝しています。大好きな旅も続けています。
 今年も吃音に取り組むワーケーションの旅を続け、自然を満喫し、出会いを楽しみたいと思います。
 今年もよろしくお願いします。
日本吃音臨床研究会ホームページ www.kituonkenkyu.org/
伊藤伸二のブログ kituon.livedoor.blog/

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2025/01/01

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